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面接と採用の流れ(Job interview)

ひとことで言うと

オーストラリアの面接では、自己紹介や強みのほか、過去の経験を具体的に聞く「行動質問」がよく出ます。政府の就職支援サイトは、答えの組み立てにSTAR法が役立つと紹介しています。面接のあとに試しの勤務を求められることもありますが、無給で認められるのは短い技能の確認だけです。

目次
  1. 面接で聞かれることと準備
  2. 手順
  3. 日本との違い・注意点

面接で聞かれることと準備

政府の就職支援サイトWorkforce Australiaの面接のページ(新しいタブで開く)をもとに、面接の準備と、採用までの流れを説明します。

よく聞かれる質問

面接では、主に「あなた自身についての質問」と「行動質問(behavioural questions)」が出ます。

質問雇用主が知りたいこと
Can you tell me about yourself?人柄、仕事の経験と技能、チームに合うか
What are your strengths?得意なこと。仕事にどう生かすか
What are your weaknesses?自分をよく知っているか、学ぶ意欲があるか
Why do you want to work here?その仕事と会社に関心があるか
Where do you see yourself in 5 years?仕事で目指すことや価値観、長く働くつもりか
Why did you leave your last job?これまでの経歴
What are your salary expectations?希望の給与が、会社が出せる額と合うか
Do you have any questions for me?仕事を理解しようとしているか

Workforce Australiaは、前の職場を批判しないよう勧めています。最後の「何か質問はありますか」には、仕事や会社についての質問を用意しておくとよいと案内しています。

行動質問とSTAR法

行動質問は、過去にどう行動したかを聞く質問です。たとえば「問題を解決した例を教えてください」などです。仕事のほか、勉強、スポーツ、ボランティアの例を使えます。答えは「STAR法」で組み立てると伝わりやすいとされています。

文字意味話すこと
SSituationどんな状況・問題だったか
TTask何を達成する必要があったか
AAction自分が何をしたか
RResultどんな結果になったか

給与の希望

求人に給与が書いてあれば、それで合うかを伝えます。幅があれば、経験に合わせてその幅の中で答えます。書いていなければ、給与の幅を質問できます。政府のYour Careerのサイトで、職業ごとの給与の目安を調べられます。

試しの勤務(トライアル)

面接のあとに、無給の試しの勤務(unpaid trial)を求められることがあります。フェアワーク・オンブズマン(Fair Work Ombudsman)のページ(新しいタブで開く)によると、無給のトライアルが違法になりうるのは次の場合です。

  • 仕事に必要な技能を示すのに必要でない、または必要以上に長く続く(仕事によるが、1時間から1シフト程度)
  • 仕事に直接関係する技能を見せる以上のことをさせる
  • 雇用主が直接監督していない

技能の確認に必要な時間を超えた分は、最低賃金以上で払われる必要があります。たとえば「最初の1週間は無給」という条件は、雇用関係にあたり、すべての時間に賃金を払う必要がある例として紹介されています。

採用の判断と差別

雇用主は、人種、肌の色、性別、年齢、障害、宗教、出身国(national extraction)などを理由に、応募者を不利に扱うことはできません。フェアワーク・オンブズマンは、採用しないことも不利な扱いにあたると説明しています。ただし、仕事に欠かせない条件(たとえばお酒を出す仕事の資格)を満たさないことを理由に採用しないことは、違法な差別にあたらない例として挙げられています。

手順

  1. 求人の内容(仕事内容、勤務時間、給与、必要な資格)と、会社のウェブサイトなどを調べる。
  2. 履歴書を読み返し、強調したい強みと具体例を書き出す(「履歴書とカバーレター」)。
  3. よく聞かれる質問と行動質問の答えを、信頼できる人と練習する。
  4. 服装と会場への行き方を決める。10〜15分前に着くようにする。履歴書の予備、仕事の見本(あれば)、ノートとペンを持って行く。
  5. 面接を受ける。トライアルを求められたら、内容と時間を確かめる。
  6. 採用が決まったら、雇用主に必要な情報を伝える。

採用後、雇用主は次のような情報を求めることがあります。氏名、住所、電話番号、給与の振込先、緊急連絡先、スーパーアニュエーション(スーパー)の口座、(「TFN」)などです。21歳未満の人は、年齢で賃金が変わるため生年月日も求められます。

ここに注意してね!

  • 雇用主は、働き始める前か、始めてからできるだけ早く、「Fair Work Information Statement」を渡す必要があります。カジュアルの人には、カジュアル向けの説明書も渡されます。
  • 試用期間(probation)中でも、最低賃金と全国雇用基準(NES)の権利があります。
  • 無給のトライアルが長すぎる、監督がないなどの場合は、フェアワーク・オンブズマン(新しいタブで開く)に相談できます。
  • 雇用形態ごとの権利の差は「正社員・パートタイム・カジュアルの違い」にまとめています。

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