ボランティア(Volunteering)
オーストラリアでは、慈善団体、地域団体、スポーツクラブなどで多くの人がボランティアをしています。本当のボランティアは無給でよい一方、実際は雇用にあたる「無給の仕事」は違法になることがあります。探し方、ワーホリのビザとの関係、注意点をまとめます。
ボランティアとは
全国のボランティアの代表団体(National peak body)であるVolunteering Australiaは、ボランティアを「共通の利益のために、金銭的な見返りなしに、自ら進んで提供する時間」と定義しています。同団体は、各州・準州のボランティア団体と協力して、全国の方針や調査を担っています。
ボランティアと無給の仕事の違い
公正労働オンブズマン(Fair Work Ombudsman)の説明では、ボランティアは従業員ではなく、給料を払う必要はありません。食事や贈り物など、働いた時間に関係しないものを受け取っても、それだけで従業員にはなりません。
ただし、「ボランティア」と呼ばれていても、実際には雇用にあたる場合は、最低賃金などを払う必要があります。本当のボランティアの目安は次のとおりです。
- 双方とも、雇用関係をつくるつもりがない
- 職場に来ることや、事業のための作業を義務づけられていない
- 人の役に立ちたいという気持ちが動機で、約束は法的ではなく道義的なもの
- 給料を期待していない
- 都合のよいときに手伝え、決まったシフトを求められない
企業の売上につながる作業を、従業員と同じようにさせる「無給のインターン」や長い「無給の試用」は、違法な場合があります(Fair Work Ombudsmanのページ(新しいタブで開く))。
無給の活動でも、職場の安全や差別禁止の法律は適用されます。
ワーキングホリデーのビザとの関係
2回目・3回目のワーキングホリデービザ(サブクラス417)に必要な「指定の仕事(Specified work)」は、原則として、法律やアワードに従って給料が払われている必要があります。
例外として、指定された地域での山火事の復興作業(2019年7月31日より後)や、洪水・サイクロンなどの災害の復興作業(2021年12月31日より後)は、ボランティアでも指定の仕事として数えられます。この場合、働いた日は1日として数えます。対象の地域(郵便番号)と条件は、内務省のページ(新しいタブで開く)に載っています。サブクラス462の人の条件は、内務省のページで別に確認してください。
手順
- 関心のある分野(福祉、環境、スポーツ、イベントなど)を決める。
- 募集を探す。Volunteering Australiaのサイトから、全国の募集サイト(GoVolunteer)につながっています。地域の団体やカウンシルが募集していることもあります。
- 団体に申し込み、活動の内容、時間、保険、交通費の扱いなどを確認する。
- 子どもと関わる活動では、州の確認(Working with Children Check)が必要なことがあります(子どもと関わる仕事のチェック)。警察の身元確認を求められることもあります(ポリスチェック)。
費用
ボランティアの参加費は団体によります。身元確認などの手続きの費用は、各手続きのページにあります。
ここに注意してね!
- 「ボランティア」と書かれていても、実際は店や会社のための仕事をさせる募集があります。売上に直接つながる作業を、決まったシフトで無給で求められる場合は、雇用にあたる可能性があります。Fair Work Ombudsman(13 13 94)に相談できます。
- ビザの条件に関わる場合は、内務省のページか登録移民エージェントに確認してください。
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