確定申告(Tax return)
オーストラリアの確定申告は、7月1日〜翌年6月30日の1年分を申告します。自分で申告する場合の期限は10月31日です。登録税理士(registered tax agent)に頼む場合は、10月31日までに依頼すれば、それより後に申告できることがあります。オンラインならmyGov経由のmyTaxで申告できます。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
確定申告のしくみ
確定申告(tax return)は、1年間の所得と、控除を受ける経費をATOに申告する手続きです。ATOはこれをもとに、税金の払いすぎや不足、税、税額控除(tax offset)を計算します。払いすぎなら還付され、不足していれば納税の通知が届きます。
ATOは、会社員の多くは年度末に確定申告をする必要があるとしています。
対象となる期間
1年度は7月1日から翌年6月30日までです。例えば「2025–26年度」は、2025年7月1日〜2026年6月30日です。
申告の期限
| 申告の方法 | 期限 |
|---|---|
| 自分で申告する | 10月31日(土日の場合は翌営業日) |
| 登録税理士に頼む | 税理士の申告スケジュールによる。10月31日までに依頼する必要がある |
自分で7月1日〜10月31日に申告し、納税が必要になった場合、支払い期限は11月21日です。10月31日より後に通知が出た場合は、通知から21日後が期限です。期限を過ぎた未払いの税額には、利息がかかることがあります。
申告が遅れそうなときは、早めにATOに連絡するようATOは案内しています。
申告が必要かどうか
申告が必要かどうかは、ATOの「Do I need to lodge a tax return?」ツールで確認できます。申告が不要な場合も、多くは「申告不要の届け出(non-lodgment advice)」を出します。
ワーキングホリデーメーカーで、所得がすべてWHMとしての給料で、課税所得がA$45,001未満の場合は、申告も届け出も不要です。この条件は「ワーホリの税率」で取り上げています。
申告の方法
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| myTax(オンライン) | とATOを連携して自分で申告。雇用主や銀行などの情報が7月下旬までにおおむね自動入力される |
| 登録税理士 | 報酬を受け取って申告を代行できるのは登録税理士だけ |
| 紙の申告書 | 郵送で申告。ATOによると、還付の多くは50営業日以内 |
myTaxの使い方は「myTaxでの申告」にまとめています。
登録税理士(Registered tax agent)を使う場合
登録税理士は、税理士委員会(Tax Practitioners Board、TPB)に登録しています。登録されているかは、TPBの登録簿(新しいタブで開く)で確認できます。TPBは、依頼の前に作業内容、費用、還付金の受け取り先などを話し合うよう勧めています。
オーストラリアを離れる場合
6月30日より前にオーストラリアを完全に離れ、その後オーストラリアで所得を得ない人は、早めに申告できることがあります。早期の申告は紙の申告書で行い、処理には50営業日かかります。myGovとATOを連携していれば、国外からmyTaxで申告することもできます。帰国時の手続きは「帰国時の税金の手続き」の記事で扱っています。
手順
- 年度末(6月30日)が過ぎたら、ATOのツールで申告が必要か確認する。
- 次の情報を用意する。
- 銀行口座(BSBと口座番号)
- 雇用主の所得の明細(income statement)か支払い明細(payment summary)
- 控除を受ける経費の領収書など
- 配偶者の所得(いる場合)
- 民間の医療保険の情報(加入している場合)
- 申告方法を選ぶ。myTaxで自分で申告するか、10月31日までに登録税理士に依頼する。
- 申告後、ATOから税額の通知(notice of assessment)が届く。
申告の方法の一覧は、ATOの申告方法のページ(新しいタブで開く)にあります。
費用
ATOのmyTaxは、myGovからそのまま使え、ソフトの購入は不要です。登録税理士の報酬は事務所によって違います。依頼する前に確認してください(2026年10月時点)。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 日本の確定申告は1月1日〜12月31日の所得が対象で、期間は原則翌年2月16日〜3月15日です(国税庁のページ(新しいタブで開く))。オーストラリアは7月1日〜6月30日が対象で、期限は10月31日です。
- 日本では勤務先が年末調整で1年分の税額を精算します。オーストラリアでは、会社員も自分で確定申告をするのが一般的です。
- 報酬を受け取って申告を代行できるのは登録税理士だけです。依頼する前にTPBの登録簿で確認してください。
- ATOを名乗る詐欺もあります。「税務署を装う詐欺」も参考にしてください。
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